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ご挨拶


「相続」の本当の意味
令和2年、44歳で遺言書を作りました。
平均寿命まではまだまだですし、とても健康です。

なのに何故いま遺言書を?

職業柄お客様に遺言書を勧めているにもかかわらず、自分が書いていないことに疑問を感じたからです。
(ラーメン屋さんなのに、ラーメンを食べたことがないのと同じです。)

もちろん法的にも有効なものを本気で書きました。
書き終えると不思議と涙が止まらなくなりました。

自分が亡くなった時のことをリアルに想像したせいで、最も大切なことに気付いたのです。
それは、自分の命は周りの人に生かされていたのだということ。
「死」を真剣に考えた時にこそ「生」が輝くのだと。

「武士道は死ぬことと見つけたり」という葉隠れの言葉には続きがあります。
「毎朝毎夕、改めては死に改めては死に、常住死身(しにみ)になりて居る時は、
武道に自由を得、一生越度(おちど)なく、家職を仕果すべきなり」
毎日「死」を見つめていれば、自分の仕事を落ち度なくやり遂げられる。
遺言書を書いたことで、私は毎日を真剣にかつ誠実に生きる覚悟が定まりました。

そして、もし自分が本当に亡くなってしまった時に、遺したいものは【思い】だとも気付きました。
「妻や子どもたち、ご縁があった人達には幸せに生きていてほしい」
財産は二の次です。

思いさえあれば、財産は後から付いてくるもの。
生き方さえ間違っていなければ、誰かが手をさしのべてくれるもの。
人として生まれてきたからには、創り上げた財産だけでなく、もっと大切な【思い】を次の世代に遺してほしい。

「いつかは 誰でも この星にさよならを するときがくるけど 命は継がれてゆく」
「本当に大事なものは かくれてみえない」
竹内まりやさんの「いのちの歌」の歌詞にもあります。

自分が地球に来た意味、ご縁のあった人たちとの出会いの意味を見つけていただきたい。
相続の手続きの中で、それをどれだけお伝えできるかは分かりませんが、
相続の本当の意味に少しでも気付いていただければという思いで、私は事務所を運営しています。

司法書士になった理由
私が司法書士を目指せたのは、祖父母のお陰です。
大学の費用を援助してくれたのは、祖父母。
極貧の生活をしていた時に食料の援助をしてくれたのは、祖父母。

祖父が亡くなったあと祖母は、その悲しさを紛らわせるために地域のコミュニティに参加していました。
「とても良い話が聞けるのよ。」
「今日は野菜を貰っちゃった。あなたも一緒に行かない?」
「みんなとても良くしてくれるのよ」

最初は何の疑いもありませんでしたが、そのうち自宅に黒いボツボツがついた布団が届くことに。。。
「磁気付きの布団だから、寝ているだけで健康になるのよ」
そのうちに自宅に大袈裟な浄水器が届くことに。。。
「お水飲むだけで健康になるのよ」
そうです、祖母は健康商法に騙されていたのです。

その後、祖母の家には健康食品、浄水器、布団など一人暮らしにはとても過剰な物で溢れていました。
そしてそのほとんどがクレジットカードで契約されていて、多額の支払い請求がきていたのです。

家にまで取り立てに人が来るようになり、そんなストレスもあり、祖母は認知症が進んでいったのです。

「許せない!」

と私は思いましたがその時は何の知識もなくどうして良いか分からない。
知り合いの司法書士に相談したものの、「それはどうしようもないなぁ」という素っ気無い返事。
消費者センターに相談した上で、一部減額には応じてもらったものの、多額の支払いが残ってしまったのです。

その後、祖母は我が家に来て生活をしてもらうことになったのですが、
「私の通帳がない!」「誰かが持っていった!」などと言い出したり、
机の引き出しにあるはずのないタワシが入っていたり、
冷蔵庫にあるはずのないリモコンが入っていたこともあった。
最終的には、徘徊をする様になり親戚中が祖母に悩まされる毎日となりました。

自分に法律の知識さえあれば何かできたのではないか。
法律の知識を持てば、祖母と同じ様に困っている人や家族を助けられるのではないか。

私が、司法書士という資格を目指したきっかけはここにありました。

「家族の和」
国家というのは、家庭を基礎としています。
その家庭が今バラバラになってしまっています。
核家族化が進んだ日本はこれからどうなっていくのでしょうか?
自分の世代だけが良ければいいという考え方は、未来に何も残しません。

平和で豊かなこの日本の恵まれた環境は、偶然に出来たわけではありません。
先人達の血と汗と涙の結果です。
原因と結果の法則と言いますが、因を作ってくれたのは間違いなくご先祖様です。
そこに対しての「感謝」の気持ちを忘れてはならないはずです。
家族においてはなおさらです。

「花を摘むより、種を蒔く」生き方をする事が、私たちがやるべき事ではないかと考えます。

我々【相続法務グループ】は、家族の「和」「輪」「話」を大切にして、
次の世代に繋いでいく役割を担っていると自負しています。

武士が江戸時代に「哲学」を重んじていたのと同じように、
我々「士業」が大極的視点で相続の場面においての考え方を丁寧にお伝えし、
お客様やその先の幸せに貢献したいと考えております。

相続法務グループをお引き立ていただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

令和2年8月3日
代表司法書士 門脇紀彦
代表司法書士門脇紀彦

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